のぼうず ブログ

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【新型ジムニー JB64】フットレスト取付けて正解でした。

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新型ジムニー JB64(MT車)に4ヵ月程乗ってみて、左足を置く「フットレスト」は特に必要ないかも。と思っておりましたが、「有ると長距離移動が楽になる」と聞いたので着けてみることにしました。

用意したのは以前装着したペダルカバーと同じメーカーの此方の製品👇 ジムニーシエラ JB74も共通です。

 私はペダルカバーをクリアタイプにしたのでそれにあわせましたが、「スポーティーなレッドがいいな。」と言う方は此方👇

 同封されているのはフットレスト本体、ボタンボルト(M5×20規格)、フランジナット(M5規格)、説明書です。

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ペダルカバーの時もそうでしたが、大変美しいパーツで、マ〇ベ大佐も「あれは美しいものだ」と言ってくれそうなレベルです。例の如く「made in Japan」のシールが「ええやろ~」と語りかけてくるようです。

立体的な構造をしてますね。傾斜にピッタリフィットする設計の様です。しかも結構分厚いアルミでゴツイです。ノギスで測ったところ厚さ3mmでした。

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ただし、フットレストの横幅は狭めかと思います。試しに私の靴「メレル ジャングルモック 27cm」を置いてみたところ、結構はみ出す感じですね。新型ジムニー JB64は今時珍しいエンジン縦置きレイアウトですし、足元がトランスミッションの関係で狭い為、スペース的に仕方ないですね。フロアマットは下部の窪んだところに入り込む形になりますので、純正のフロアマットも今まで通り敷いておくことが出来ます。f:id:nobouzu:20190205103734j:plain

さて装着するための道具を揃えます。因みに私は「みんカラ」でフットレストを装着されておられたお方「toku3104様」の投稿を参考にさせて頂きました。とても参考になりました。toku3104様、有益な情報ありがとうございました。ただ、ペダルカバーに関しては氏が実践されておられる「クラッチペダルカバーのみ出来る限り右にずらして装着する」ということを私は自分で装着後に知ったものでずらしていません。後に書きますがこれ重要です。

minkara.carview.co.jp

準備した物

左から ①布ガムテープ ②タイラップ ③金槌 ④釘(太さ5㎜以下の物) ⑤メガネレンチ ⑥3mm六角レンチ ⑦油性マジック ⑧タッチアップペン ⑨防錆アンダーコートスプレー ⑩電動ドリル 6㎜(写真真ん中) ⑪マキタの掃除機(写真一番上)

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さてさて作業を開始します。

まず、カーペットをめくる必要がありますのでクリップを3か所外します。取説には2か所とありますが、ブレーキペダルとクラッチペダルの間にあるクリップも外す必要があります。

この部分が外しにくいです。カーペットの切れ込みがあり、クリップを止める部分が差し込んで有りますので、マットを引っ張りながら外します。

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カーペットをめくったら、フットレストを装着する部分の遮音材をベリベリと取り除きます。遮音材を取り除かないとフットレストがしっかり固定されないそうです。

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遮音材を取り除きました。どうしても白い布的なものがある程度一緒に剥がれてしまいます。結構分厚いものでした。色々な色の糸が混ざってますのでおそらくはリサイクル材なのでしょうね。取り除いたらエンジン音がうるさくならないか心配です。

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取り除いたらカーペットを一度元に戻して穴あけする箇所を定めます。

マーキングや穴あけ作業を楽にするために、クラッチペダルをタイラップで固定しておきました。丁度いいところに穴があったのですが、固定用の穴なのかどうかは不明です(笑)
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布ガムテープを貼ったらマジックでマーキングします。油性マジックだとフットレストについてしまいますので、落ちやすいものが良いかもしれません。油性でもペイント薄め液で簡単にとれますけどね。

この時に実は失敗しました!後にこれが多大な悪影響をもたらします(笑)この時点でカーペットは分厚い遮音材を取り除いた関係で少し浮いています。ですからマーキングをする際はフットレストを力強く押し付けながら印をつけなければなりません。そうしないと後々装着する際、微妙にズレが生じてしまいます。

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マーキングしたらその部分に金槌と釘でカーペットごとボルトを通す穴をあけます。この時も既に失敗してます。釘が出てくる向きに注目してください。フロアの鋼板に対し、釘が垂直に出てません(笑)斜めってます!これでは駄目です。ボルトを通したときに斜めになってしまいますから。当然の事でしょうが、穴あけは必ず鋼板に対して垂直になるようにする必要があります。

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釘で穴を空けたらもう一度カーペットをめくります。この際、クラッチペダルのタイラップをとらないとめくりにくいです。次に電動ドリルで穴を空けますが、布ガムテープで金属粉末の飛散を防ぐために簡易的な囲いをこさえます。金属粉末がフロア等に残っていると錆の原因になるそうです。
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この養生のおかげで飛散を防げました。

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6mmの穴となると結構な金属粉末が出ますね。キラキラ輝いてます。穴あけしたところも掃除機で丁寧に掃除し、タッチアップペンを塗って錆止めしておきました。

後はもう一人助っ人をお願いし、3mmの六角レンチを持ってフットレストの方で固定してもらい、自分は車体下の潜り込み、8mmのメガネレンチで回して固定します。が、ズレが生じている関係で結構固定しずらかったです…。ガッチリとぐらつきも皆無で固定自体は出来ましたが、下から出てくるボルトも斜めっている…。失敗したなこりゃ。

錆止めを施す

穴あけをすると錆が心配になるものです。私は車体下からボルト部分に錆が回らないようの防錆アンダーコートスプレーを吹きかけておきました。スズキの担当営業さん曰く、このアンダーコートは粘性が高くて強力なので、3~5年程は問題ないようです。最近は消雪剤散布量がすごいですよね。以前所有のホンダ ゼスト(防錆コート無し)は12年で車体下がボロボロになってしまいました。最後は触ると錆がボロボロ落ちてくる始末…。今後、錆が心配な箇所は自分でセルフメンテナンスしようと思っています。私は納車時に車体下全体に防錆アンダーコートしてもらいましたが、それと全く同じ物ですので気兼ねなく使えます。

 完成はこんな感じになりましたが、フットレストとクラッチペダルの向きを見てみると明らかにフットレストが斜めっているのが分かります…。やっちまった。なんだろう、この押し寄せてくる圧倒的残念感。

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しかし、再度穴開けして着けなおしたら、穴開けた近くに穴あけする為、強度的に危ういです。試しに走ってみたところ、強度やポジションも全く問題無かったので、これで良しとしました…。

サイド面の汚れ防止

上の写真にも写ってますが、以前此方で紹介したFJクラフトさんのトランスミッション側サイドの汚れをカバーするマットですが、

www.nobouzu.jp

フットレストを装着するにあたり、自分で切れ込みを入れて、干渉しないように加工しました。

まず、マットを装着したまま車体下に潜り込み、穴からマークを付けます。今度はマットを外してフットレストを実際にあてて、線を引きます。その線に沿ってカッターナイフでバッサリと裁断するわけです。マット端のロック糸がほつれてしまいますが、ナイロン製の糸なのでライターであぶって溶かせばほつれの進行をそこで止めることが出来ます。但し、焦げ臭いですので屋外でした方が良いです。※この時点でマット端に対して角度を付けて斜めに印していますが、裁断線を真っ直ぐに変更しました。それでうまくいきます。その写真が上の写真となります。

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如何せんフットレストの幅が狭いのでただでさえ、サイドのカーペットが汚れてしまいます。外して洗うわけにもいきませんし。しかしこのサイドのプロテクターマットが装着出来ることにより、サイドの汚れも気にせずに足をフットレストの置くことが出来ます。勿論サイドのマットは取り外して水洗いすることが出来ます。

 

新型ジムニー JB64にフットレストを着けてみて

この記事を書いている時点で装着してから1か月近く経過しています。遠方に出張もしました。装着後直ぐは慣れていないのもあり、若干戸惑いもある中で「たいして変わらないかな」と思っていましたが、今では無くてはならないものになっています。今までは当然クラッチペダルの左には足は置けず、その都度足を引いて手前に置くか、踏まない程度足を浮かせるかしていました。フットレストがある事によって、いかに今までの運転姿勢に無理があったか気づかされました。

下の写真でもお分かり頂けるかと思いますが、フットレストに置いた左足とクラッチペダルの間の一番狭いところで12mmと結構狭いです。因みに前の方で紹介させていただいた「toku3104様」はクラッチペダルカバーの装着を出来る限り右側にずらして装着されておられるので15mmの余裕があるとのこと。3mmって大きいです。先に知りたかった(笑)

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私のこの靴のサイズは27cm(普段は26.5cm)です。クラッチ操作時に引っかかることはないです。サイドのマットの厚み分でおそらく3~4mm程度は幅が狭まっていると思いますが、この場合だと27cmを超すような足の大きな人は厳しいかもしれません。

但しクラッチペダルとの間隔が狭いことは逆に操作がしやすいという事はあります。左足の踵を着けたまま足先を少しずらすだけで、クラッチペダルを踏むことが出来るからです。かと言ってクラッチペダルを踏みぬいたときにフットレストに当たってしまう事はありません。うまい事配置が考えられていますね。

 

 気になる点

素人の立場としてですが気になることが3点あります。

まず1点目。JB23の場合どうなのか分かりませんが、新型ジムニー JB64の場合、クラッチペダルのストローク量が長すぎるように思うのです。ですから、シートのポジション決めが難しい。

楽な姿勢があっても、クラッチペダルを最後まで踏み抜く位置にシートポジションをもってくると微妙ではありますが、蟹股気味になるというか、足が少し余裕ありすぎる感じなのです。もっとクラッチペダルのストローク量を短くできたら、丁度いいのになーと感じます。アクセルペダルの方はそこまでストローク量がありません。本格オフローダーのMT車は皆このような仕様なのでしょうか…。

因みにフットレスト装着位置自体はこの場所で固定です。製品の構造上これより奥には出来ません。仮に奥に置けるフットレストがあったとしてもクラッチペダルを踏むときに足をかなり手前に一々持ってくる必要がありますので逆にしんどいかもしれません。

 

2点目は遮音材を取り除いた影響についてです。結構大きな遮音材を取り除きましたからね。結果としてエンジン音やロードノイズの違いは素人で分かるレベルではないですが、ほんの気持ちだけエンジン音が前より聞こえるようになってるかもしれません。測定器で測っていないので正確な数値は分かりませんが。プラシーボ効果かもしれませんし、まぁさほど気にならない程度ですが。

 

3点目はペダルカバーの時もそうでしたが、もう少し『取扱説明書』が詳細に書かれていれば尚嬉しいところです。位置決めも難しい。ここから何cm、ここの部分から何cm等の詳細な記載があれば有難いですね。自分の不器用さを棚に上げてすみません…。

 

遠方出張してみて

高速道路上や郊外の走行時は明らかに運転が楽になりました♪ 特に高速道路では殆ど5速のオートクルーズ設定で走りますが、フットレストがあるとドライビングが安定するので安全で精神的にも肉体的にも楽です。コーナリング時も踏ん張りが効くため安定します。但し、町中のようにしょっちゅうシフトチェンジする場合はさほどフットレストの必要性を感じませんね。

 

何はともあれ不器用な私は今回のフットレスト装着で「斜めってしまい」失敗してしまいました…。近くにモンスタースポーツさんのお店があれば間違いなく、取付をお願いしたでしょう(笑)私不器用ですから…。私の場合、新型ジムニー JB64関連では今回のフットレスト装着が今までで一番難易度の高いDIYだったように思います。

普段から車をいじったりDIYにたけておられる器用な方は問題ないでしょう。但し、車体への穴あけ加工が必要ですので、売却時の査定に関わってくる可能性もあります。取付や走行等あくまでも自己責任でお願い致します。

 

製品について楽天のタジマストア楽天市場店では

「商品の取付見積は承っておりません。モンスタースポーツ直営店又はお近くのプロショップにご相談ください」

と説明が有りますので、取付して頂く方は製品を購入する前に直接最寄りのモンスタースポーツのお店にお問い合わせいただいた方が宜しいかと思います。

www.monster-sport.com

最後にモンスタースポーツさん、素晴らしい製品を開発頂きありがとうございます!今後新型ジムニー JB64の「20mmアップのサスペンションキット」が発売されたらその際は宜しくお願い致します。そして是非とも今後、関西圏に本格的な直営店オープンをお願いします!(笑)

最後までご覧いただきありがとうございました。合掌。