のぼうず ブログ

「アウトドア好き」煩悩まみれのさえないぼうず。「悟り」を目指し日々修行中。

【のぼうずの修行日記1】人は断食するとどう変化するのか?(初日)

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新緑の山寺。庫裡から本堂を望む。※庫裡門は府暫定登録文化財です。

今回からのシリーズ記事は新型ジムニーの記事ではありませんのでご承知おき下さいませ。

いつも大変お世話になっている先輩僧侶のS師。当ブログをの事は以前からお話していましたが、恥ずかしいので詳細はお伝えしておりませんでしたが、先日見事に発見されてしまいました(笑)。お寺さんの集まりの時に案の定「仏教の事より、ジムニーの記事ばっかやないかい!」と突っ込まれてしまいました(笑)そこで、本日から自分の修行記事を当ブログに書こうと思い至った次第です。

修行するきっかけとなったのは、日ごろお世話になっている、とある企業の社長様から「新しく大きな建物を建設する予定地の地鎮祭」のご依頼を頂いたことが始まりでした。その地鎮祭は前行が必要ですので、気合を入れて久しぶりに断食の護摩修行をすることにしました。

断食修行

断食修行は古くから色々な宗教の修行者が行っている修行方法です。色々なパターンがありますが、拙僧が今回行う断食修行は自分が食べ物を食べない(水だけ頂く)代わりに神仏へのお供えを継続的に行います。昔からとても功徳が有るといわれています。今回は地鎮祭で用いる神聖な法具の開眼供養を並行して行います。

断食修行は何年も前に一週間したことがありますが、今回は二週間を計画しております。倍の長さですので拙僧にとって未知の世界ですが、二週間の断食修行は私の知る限りレベル的には中級クラスとなります。上級者の諸大徳は三週間の断食修行を平然と何度もされておられます。ガクガクブルブル…(;'∀')

ただし本来ですと断食の護摩修行は一日に三座護摩を修すのですが、私の場合、事務的な仕事も溜まっていたり、サポートしてくれる方もいないので、護摩の回数は一日一座として後は普段のお寺の法務をする予定でおります。

初日

体の状態は良い状態かと思います。しいて言うなら最近少し疲れが溜まり気味ではありました。29日の晩ご飯が最後で、これを書いているのは30日の夕方ですが、お腹がすいてどうしようもないという事もなく、比較的楽な状態です。一週間断食の際の師匠の教えで「断食中は喉が渇いていなくても兎に角多めに水を飲むこと。」と指導を受けましたので早速実施中です。

 初日朝のステータス 

体重      63.6㎏

体脂肪率    18.9%

内臓脂肪レベル  5

骨格筋率    37.6

体年齢(笑)  28歳…ほんまかいな(笑)

基礎代謝    1540㎉

BMI      21.1

心拍数     60(1分間)※体重計では測れません

 

※オムロンの体重計を使っています。これ比較的安価な割に至って優秀です。 

体年齢に至ってはあまり参考にならないでしょう(笑)「かなり気の利いたおべんちゃら」が使えるかわいいやつです(笑)あくまでも憶測ですが。 

 断食修行前の様子を参考に載せておきます。見苦しいものをお見せしてすみません。

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断食修行初日の様子。

こう見ると既に結構細身かもしれませんが、腰回りに脂肪がのっています。因みに日ごろは境内掃除や山仕事で体を鍛えていますが、最近は明らかに運動不足でした。筋力がかなり低下しています。去年の今頃はお医者様に「フォアグラが出来ています」と言われたほどです。内臓脂肪が貯まりやすい体質なのでしょうね。私が目指す理想の体型は「顔は穏やかな菩薩顔だけど体は穏やかじゃないボデー」です(笑)しかも薪割など働きながら鍛えたいと思っています。無理かな~。

さて、これが日を経るごとにどう変化していくか、精神状態の変化や体に起きる変化等々、またご紹介できればと思っております。

修行中は自分で自分の事に気が付かないものです。勿論無理の無いよう、時には「勇気ある撤退」も考えております。

最後に

私は「修行も楽しんで行う」事をモットーにしておりますが、断食修行は生命の危険を伴います。経験上、体に色々な不具合を生じます。また、私は修行経験がまだまだ浅い若輩者です。くれぐれも参考になさらないようにお願い致します。どうしても断食してみたい方は必ず修行経験豊富なお坊様の指導を仰ぐ事を強くお勧めします。また自己責任でお願い致します。

最後までご覧いただきありがとうございました。合掌。