のぼうず ブログ

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新型ジムニー JB64に燃料タンク(ジェリカン)を増設(前編)

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今回は新型ジムニー JB64に燃料タンク(以下ジェリカン)を増設しましたので書きました。これが新型ジムニー JB64に似合うんですよね~。

 イカしてる。ジェリカンは元々旧ドイツ軍が運用したものだそうです。戦車とかのプラモデル造られる方は見たことがあるのではないでしょうか。構造的に頑丈で信頼性がある為、大戦後も各国の軍、民間人が運用しています。そう考えるとドイツってすごい国ですよね。

 

※余談ですが上の写真のノースフェイスのヘッドレストカバーは私がInstagramでフォローさせていただいている「tikisani77」様の素晴らしい妙案を参考にさせて頂きました。私は年中坊主頭の為、ヘッドオイルがヘッドレストへストレートです。不格好にタオル巻いてました。これなら簡単に外して洗えるし、見た目は純正みたいでカッコいいはで地獄に仏とはこのことです。「tikisani77」様本当にありがとうございました。「tikisani77」様のプロフィールリンクは此方👇

instagram.com

 

本題に戻って、はじめにあえて言いましょう。新型ジムニー JB64納車待ち、既に納車済みの方でこのジェリカン並びにジェリカンホルダーを必要とする立場にある人は殆どおられないとおもいます(笑)完全に男のロマンと言うか道楽というか…。はい、すみません、完全に自己満足です…。言い訳するならばとても機能的ですし頑丈ですので長く使えそうです(交換用のゴムパッキンもあります)。

 

ジェリカンとそのホルダーを設置した理由は2つ

1. 購入したガソリンを安全に運搬、保管する為

お寺では一年を通して日常的にガソリンを使用するため、携行缶持参のうえガソリンスタンドでガソリンを購入する頻度が結構あります。主に何に使うか頻度順に言うと

①落ち葉掃除用の4サイクルエンジンブロワー(年中使う!燃料バカ食い!)

②チェーンソー(護摩木や薪ストーブ、ウッドボイラーの薪をかなりの量調達)

③草刈り機(境内が広いので夏場はかなり使用)

④ホンダの除雪機(降雪時は頼りっぱなし)

ガソリン携行缶を購入する際にはガソリン運搬容器としての消防法の基準を満たしたものでないといけません。ずっと使っていた携行缶の内部が錆びて劣化してきたので新たに容器が必要となりました。出来れば頑丈で長く使えて機能的で尚且つ運搬の際にはしっかりと保持していた方がより安全でいいです。

因みに「ワンボックスタイプの自動車や乗用車などでガソリンを運搬する場合は,消防法により22リットル以下の性能試験に適合した金属製容器に限られています。運搬する時は,容器の蓋をきっちり閉め,上向きにして転倒しないように容器を固定するよう,消防法でも示されています。」引用『倉敷市ホームページ』より👇

www.city.kurashiki.okayama.jp

 

2. 防災や遠出の際のガス欠の用心のため

お寺では今のところ、防災用の発電機がありません。緊急時にはプリウスを発電気代わりにして用いる予定です。その為には日ごろからある程度のガソリンの備蓄が必要ですので携行缶は必須です。

また、田舎は夜間営業のガソリンスタンドが限られており、高速道路上のガソリンスタンドも夜間は閉まってしまいます。以前ゼストで出張の折に高速道路上でガス欠になりかけた失敗経験がありますので、遠方出張の際や、趣味の秘境巡り(滝や山奥の修行場)に行く際には予備の燃料タンクがあれば時間や場所を気にすることがありませんので非常に心強く心にゆとりが生まれます。

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私が選択したジェリカン

私が選択したこちらのジェリカンを製造している「ヴァルプロ社」はバルト海に面した国、ラトビアの金属加工企業です。値段は大変お高いですがガソリン運搬容器として国際基準を満たしたUN規格品です。もちろん日本でもガソリン携行缶として問題なく使えます。品質はヨーロッパ各国の軍で使われているだけあって非常にしっかりした頑強な作りです。詳しくはヴァルプロのホームページをご覧ください。ユーチューブにも動画があり、あまりの激しい製品耐久性テスト実験に「ここまでやるか!」と笑ってしまいました。

http://valpro.lv/jp/

内部もしっかり腐食防止のコーティングが施しております。詳細はこちら👇

 給油するにはこちらの別売「スポウト」が必要です。スポウトはジェリカン本体に装着することが可能です。これがまたゴツくてしっかりしている👇

このスポウト、給油の際はテコの原理でガッチリとかみ合って固定が出来ます。

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小さなノズルも付属しているのでたとえ給油口が狭い物でもしっかり給油できます。小さなノズルは元のノズルの先にはめ込むようになっています。装着するとこうなります。

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ただしこのジェリカン、鋼板が分厚く頑丈な為、結構重いです。これに20ℓのガソリン満タンにしたら…。ある程度の腕力がある方じゃないと難しそうです…。加えて金属部の品質はいいのですが、プラスチックの成型がどうも悪い…。購入時にプラスチック部分の成型ミスがあり、スポウトのホルダーをジェリカン本体に装着できなかった為、ウッドカービング用のナイフで削って修正しました。ネジ先の下の部分です👇本来ここが平らになっていないといけません。黒いのは削りカスです。

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 またこの20ℓのジェリカンは背が高い為、横のスペースが抑えられていいのですが、反面倒れやすいのでしっかり固定させるには別途ジェリカンホルダーが必要です。※もし倒れたとしても蓋が頑丈ですしこぼれることはまずないですが。

※正直言うとこのジェリカンホルダーが無くてもM6規格のアイボルトとショックコードがあればジェリカンを簡易的には固定できると思います。

私は万全を期して此方のジェリカンホルダーを選択しました。これがまた頑丈でいい!クッション材が付いているので傷の心配もいりません。

 もし仮にルーフキャリヤ等の車外にこのジェリカンホルダーを設置したとしても南京錠で鍵がかけられるので保安上もいいです。よく自衛隊車両がリアスペアタイヤの横付近のジェリカンホルダーにジェリカン積載して走行していますよね。白いペイントが塗ってあるやつ。あれシビれます。

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このジェリカンホルダー、なんと10ℓのジェリカンも固定用の「バー」で留める場所をずらすだけで20ℓのジェリカン同様にがっちり固定できます!これは嬉しい。10ℓのジェリカンの詳細は此方👇
 10ℓのジェリカンの場合このようになります。

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 ただし10ℓのジェリカンの場合、背が低い為安定性がいいです。だから強いて言うならジェリカンホルダー必要ないかもしれません…。
さて次回後編ではこのジェリカンホルダーを新型ジムニー JB64のラゲッジルームに装着する方法を書いていきたいと思います。いたって簡単です。しかも車体の加工なしで誰でも簡単に脱着が可能となります。必要のないときは外しておけます。
最後になりましたが、当然火気厳禁ですし定期的に破損個所や腐食が無いか点検するなど取り扱いには十分注意して頂き、自己責任でお願い致します。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回も引き継続きご覧いただければ幸いです。合掌