断食修行6日目。
倦怠感が半端ないです。完全に体の出力が低下(50%ぐらい)してエコモードに切り替わったようです。
全てが重く感じます。まず体、そして毎朝お供えするお茶湯の銅器など手に持つ物の一つ一つ。こんなに重かったかなと感じ入るほどです。そして「動きたくない」「横になりたい」という怠惰な思いが強まります。
それに引き換え食べ物への執着心はほぼなくなりました。断食はじめて1週間は心身ともに目まぐるしく変化するとお師匠さまに伺いましたが、全くもってその通りです。
本格的に立ち眩みもしはじめました。栄養補給が水以外無しですから当然と言えば当然ですよね。以前の1週間断食修行の時も同様でした。倒れてケガしないよう注意が必要です。
良いことはここに来て体重の減少率が減ってきたことです。急激に減ると体脂肪が殆どない状態となり本格的に体のたんぱく質を分解し始めます。
お師匠さまは60代後半で2週間の断食八千枚護摩修行を成満されましたが、最終日には周りに「カァーカァー」とカラスが付きまとっていました。これ事実です。カラスを見上げてお師匠さまが一言。
「もしかして、わしかなー。」
と笑顔で振り返って私に仰ったことは今でも鮮明に記憶しております(笑)どこまで肝据わってはるんや(笑)
体のたんぱく質を本格的に分解し始めると所謂「死臭」がし始めるようです。因みに自分ではその匂いに気が付かないようです。遠くから察するカラスの鼻はすごいですね。
6日目のステータス
体重 59.6㎏(前日比-500ℊ)
※減りが穏やかになりいい感じになりました。
体脂肪率 16.6%
内臓脂肪レベル 4
骨格筋率 39.1
体年齢(笑) 22歳
※どこまで若くなるんよ(笑)もういい加減おべんちゃらはええって(笑)
基礎代謝 1485㎉
BMI 19.8
心拍数 74(1分間)
間もなく断食修行も折り返し点となりますが、問題は「葬儀がはいること」です。葬儀が入ればアウトかもしれません。葬儀は心身ともにかなりのエネルギーを消耗します。加えて時間も。都会の方では葬儀も略されて簡素化されているようですが、此方の田舎では昔に比べ簡素化されてはいるものの、もろもろ合わせれば書き物、諷誦文、戒名の選定、準備だんどり、掃除、打合せ、法話作成、枕経、通夜、葬儀、初七日、寺参り、毎週の七日参りなど2日~3日ほど必要となります。当山では1か月に1回は葬儀が入りますので、いつご依頼が来てもおかしくない状態です。そうなったときは断食は途中で諦めざるを得ないでしょう。
そう言えば今日は地鎮祭の場所を改めて視察しました。100m×200mほどあります。
気合を入れなおしてまた明日から励みたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。合掌。